Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性

NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo Framework」に複数の脆弱性が明らかになった。アップデートが提供されている。

コードを実行されるおそれのある3件の脆弱性が確認されたもの。細工された入力により、コードの実行やデータの改ざんが生じるおそれがある。

具体的には、信頼されていないデータをデシリアライズする「CVE-2025-23249」をはじめ、任意のファイルを書き込むことで、制限されたディレクトリへのパス制御が可能になる脆弱性「CVE-2025-23250」、コード生成が制御されるおそれがある「CVE-2025-23251」が判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、ともに「7.6」と評価されており、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

NVIDIAでは、Windows、macOS、Linux向けに脆弱性を修正した「同25.02」を提供しており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目