Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、「macOS Sequoia 15.4.1」をリリース - 脆弱性2件へ対処

Appleは現地時間2025年4月16日、「macOS Sequoia 15.4.1」をリリースした。「iOS」を標的とした攻撃に悪用されている複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、CVEベースであわせて2件の脆弱性「CVE-2025-31200」「CVE-2025-31201」へ対処したもの。

「CVE-2025-31200」は、「CoreAudio」の処理でメモリ破壊が生じる脆弱性。細工されたメディアファイル内のオーディオストリームを処理した場合に、任意のコードを実行されるおそれがある。

一方「CVE-2025-31201」は、「RPAC」コンポーネントに判明した脆弱性。任意の読み書きが可能な攻撃者が「ポインタ認証」を回避できる。

これら脆弱性に関して「iOS」上とはなるが、特定の個人を標的とした非常に洗練された攻撃で悪用された可能性があるとの報告を受けているという。

同社は同日、「macOS Sequoia 15.4.1」にくわえて「iOS 18.4.1」「iPadOS 18.4.1」のほか、「tvOS 18.4.1」「visionOS 2.4.1」などをリリース。これら脆弱性を解消している。

(Security NEXT - 2025/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応