APTグループが「Chrome」ゼロデイ脆弱性を悪用 - リンク経由で感染
攻撃に用いられたリンクは、個別にカスタマイズされ、短時間で無効となるよう設定されており、すでにリンク上のエクスプロイトは稼働しておらず、正規サイトへリダイレクトされる状態だという。
攻撃に用いられたマルウェアなどを分析した結果、諜報活動の一貫だった可能性が高いと同社は見ており、高い技術力から国家支援を受けたAPTグループが関与していると分析。
また今回発見されたエクスプロイトは、リモートからコードを実行させるために別のエクスプロイトと組み合わせて利用することが想定されているが、同社ではふたつめのエクスプロイトコードを入手できていないとしている。
同社より脆弱性について報告を受けたGoogleでは現地時間3月25日、Windows向けに「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。
Kasperskyは、今回確認されたマルウェアやエクスプロイトコードの同社製品の定義ファイルに追加。「Chrome」のアップデートが広く展開されたあとに、同脆弱性の詳細を公開する予定としている。
(Security NEXT - 2025/03/26 )
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