Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IT資産管理ソフト「AssetView」に脆弱性 - アップデートを提供

ハンモックのIT資産管理ソフトウェア「AssetView」に複数の脆弱性が明らかとなった。修正版へのアップデートが呼びかけられている。

「AssetView」および「AssetView CLOUD」に脆弱性「CVE-2025-25060」「CVE-2025-27244」が明らかとなったもの。ただし、「AssetView Cloud+」は影響を受けない。

「CVE-2025-25060」は、サーバ間や管理コンソールなどの通信において認証が欠如している脆弱性。認証を必要とすることなくサーバ内のファイルを参照したり、削除することが可能となる。

あわせて管理コンソールと同社間の通信において中間者攻撃(MITM攻撃)が可能となる「CVE-2025-27244」が確認された。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、それぞれ「8.2」「5.9」と評価されている。

これら脆弱性はベリサーブの近藤隆雄氏が発見し、情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。ハンモックでは、対策済みバージョンへのバージョンアップを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開