米子会社にサイバー攻撃、従業員情報流出の可能性 - トピー工業
自動車、建設機械向け部品の製造や鉄鋼事業を手がけるトピー工業は、米国の子会社がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。従業員の個人情報が流出した可能性がある。
同社によれば、米国の子会社であるTOPY AMERICAのシステムが第三者による攻撃を受けたもの。現地時間2025年1月13日にネットワーク内で異常な活動を検知し、問題が発覚したという。
調査を行ったところ、2024年12月8日から2025年1月11日にかけて、第三者がネットワークを侵害し、一部ファイルをコピーしていたことが判明した。
対象となるファイルを調べたところ、人事管理目的で保持されていたファイルや、同社で運営する健康保険制度に関連するファイルなどが被害に遭った可能性があることが判明した。
これらファイルには、保険加入者ごとに対象者は異なるが、従業員、配偶者、扶養家族の情報などが記録されている。元従業員も対象。氏名、生年月日、住所、社会保障番号、保険の加入情報、医療機関名や治療内容を含む医療保険の請求情報などが含まれる。
今回の問題を受け、同社は関係者に対して経緯の報告などを実施。個人情報の漏洩や不正利用の状況を監視する外部モニタリングサービスを提供した。また同社グループでは本社内に対策本部を設置。外部協力のもとセキュリティ対策の強化を進めている。
(Security NEXT - 2025/03/17 )
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