「Junos OS」に定例外アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Juniper Networksは、同社ネットワーク機器に搭載されている「Junos OS」の脆弱性に対するゼロデイ攻撃が確認されたとして定例外の緊急アドバイザリをリリースした。
現地時間2025年3月12日にセキュリティアドバイザリをリリース。任意のコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2025-21590」について明らかにした。
脆弱性はカーネルにおいて分離やコンパートメント化が不十分であることに起因。悪用には高い権限で基盤となるFreeBSDベースのシェルへアクセスする権限が必要であるとしている。「Junos CLI」経由の悪用はできないとしている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.4」、「CVSSv4.0」では「6.7」と評価されており、重要度は「中(Medium)」とした。「Junos OS 21.2R3-S9」未満のすべてのバージョンが対象。ただし、「Junos OS Evolved」は影響を受けない。
すでに悪用が確認されていると説明。Mandiantは、中国系の攻撃グループがバックドアを設置するために同脆弱性を悪用していたと報告。少なくとも2024年中盤ごろより悪用されていたものと見られる。
(Security NEXT - 2025/03/14 )
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