Keysight製「Ixia Vision」に複数の脆弱性 - 2度の更新で修正済み
Keysight Technologies製ネットワーク機器「Ixia Vision」に複数の脆弱性が明らかとなった。
「同6.3.1」においてパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-21095」「CVE-2025-23416」「CVE-2025-24494」や、XML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-24521」が明らかとなったもの。NATOサイバーセキュリティセンター(NATO CSC)がこれら脆弱性を同社へ報告した。
脆弱性によって影響は異なり、「CVE-2025-24494」では、管理者アカウントを持つ攻撃者により、アップロード機能を組み合わせることでリモートからコードを実行される可能性がある。他脆弱性についても任意のファイルをダウンロードされる、削除されるといったおそれがある。
CVE番号を採番した米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)のICS-CERTは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアについて「CVE-2025-24494」を「8.6」、のこる3件をともに「6.9」と評価。重要度はそれぞれ「高(High)」「中(Medium)」とレーティングしている。
2024年10月20日にリリースした「同6.7.0」にて「CVE-2025-24494」は修正済みとされており、2025年3月1日にリリースされた「同6.8.0」でのこる3件の脆弱性が修正された。早急に最新版へとアップデートするよう呼びかけられている。
(Security NEXT - 2025/03/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加