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中学校で生徒情報含む書類が所在不明、誤廃棄か - 川崎市

神奈川県川崎市は、市内中学校で生徒の個人情報含む書類が所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば、2025年2月に実施する自然教室の参加承諾書が所在不明となっているもの。1クラス40人分で生徒や保護者の氏名、電話番号、自然教室実施期間中の緊急連絡先などが記載されている。

2025年1月15日に担任が別の用件で保管していた校長室の鍵付きのロッカーを開けたところ、承諾書がないことに気づいた。

承諾書は2024年12月13日に担任がクラス全員分を回収してロッカーに保管。同月17日に内容の確認なども行っているが、以降の所在がわからない状態となっている。

同月24日から年明け1月7日にかけて教職員が職員室や校長室の書類整理を行っており、不要書類を廃棄用段ボール箱に梱包していた。その後段ボール箱の中身を確認しているが見つかっていない。

同校では、保護者説明会を開催して経緯を説明するとともに謝罪し、再提出を依頼した。同市では、参加承諾書のオンライン化を進めるよう同校を指導するとしている。

(Security NEXT - 2025/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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