Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 133」がリリース - 12件のセキュリティ修正を実施

Googleは、同社ブラウザの最新版となる「Chrome 133」をリリースした。複数の脆弱性に対処している。

現地時間2025年2月4日、WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 133.0.6943.54」「同133.0.6943.53」、Linux向けに「同133.0.6943.53」をリリースしたもの。

あわせて12件のセキュリティに関する問題を修正した。このうち3件については、CVEが割り当てられた脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。

グラフィックライブラリ「Skia」に関する「CVE-2025-0444」やスクリプトエンジン「V8」の「CVE-2025-0445」など、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性2件を修正した。

いずれも1月後半に報告を受けた脆弱性で、重要度を「高(High)」とレーティングしている。さらに、重要度が「中(Medium)」とされる拡張機能APIに判明した実装不備の脆弱性「CVE-2025-0451」を解消した。

同社は、今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。

(Security NEXT - 2025/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - Chromiumの脆弱性修正を反映
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートがリリース
「Junos OS」に定例外アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
サポート終了した「Bitdefender BOX v1」のアップデート機能に脆弱性
「Apache NiFi」にMongoDB認証情報が漏洩する脆弱性 - アップデートで修正
米政府、Apple製品や「Junos OS」の脆弱性悪用に注意喚起
「Junos OS」攻撃で複数マルウェア - マルウェア除去の実施を
「Cisco IOS XR」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Adobe、アドバイザリ7件を公開 - 脆弱性39件を解消