「MSアカウント」や「Azure AI Faceサービス」に脆弱性 - すでに修正済み
マイクロソフトは現地時間2025年1月29日、重要度が「緊急」とされる2件の脆弱性について明らかにした。いずれも修正済みであり、利用者側による対応は不要だという。
セキュリティアドバイザリを公開し、画像に含まれている人の顔を検出、認識、分析する「Azure AI Faceサービス」に関する脆弱性「CVE-2025-21415」や、「Microsoftアカウント」の脆弱性「CVE-2025-21396」について明らかにした。
いずれも認可の欠如に起因し、脆弱性を悪用されるとネットワーク上で権限の昇格が可能になるという。アドバイザリの公表時点で脆弱性の悪用や公開は確認されていない。
重要度はともに4段階中もっとも高い「緊急(Critical)」としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、それぞれ「9.9」「7.5」と評価されている。
今回のアドバイザリは、透明性を高めるために情報の公開を行ったものとし、同社によってすでに対策済みであると説明。利用者側で対応などを行う必要はないとしている。
(Security NEXT - 2025/02/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「IBM AIX」に複数のRCE脆弱性が判明 - パッチや暫定修正プログラムを公開
エンプラサーバなどに採用されるAMI製「BMC」にRCE脆弱性
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートがリリース
米政府、バックアップソフトやIPカメラの脆弱性悪用に注意喚起
Veeam製バックアップソフトに深刻なRCE脆弱性が判明
「Chrome」に「クリティカル」脆弱性 - アップデートで修正
KDDIのホームゲートウェイ「HGW-BL1500HM」に複数脆弱性
「FortiOS」脆弱性や不正コード混入「Githubアクション」の悪用に注意喚起 - 米政府
SAP、3月の月例パッチを公開 - 新規アドバイザリ21件を公開
サーバ製品「HPE Cray XD670」の管理ソフトに深刻な脆弱性