Teamsで設定ミス、個人情報含むファイルがチーム外から閲覧可能に - 芸工大
東北芸術工科大学は、一部学内関係者のみで共有すべきファイルが、クラウドサービス「Microsoft Teams」の設定ミスにより、学内全体で閲覧できる状態だったことを明らかにした。
同大によれば、「Teams」のプライバシー設定を「プライベート」とするべきところ、「パブリック」と設定していたもの。特定の教職員が利用するチームに保存されていた個人情報を含むファイルが、チーム外の学生や教職員からも閲覧できる状態となっていた。
要配慮個人情報が含まれる25人分の学籍異動関係ファイル6件が、2024年9月21日から同年12月19日まで閲覧可能だったほか、学生や教職員、学外者などあわせて785人分の氏名やメールアドレスなどを含むファイル894件についても、ファイルによって対象時期は異なるが、2020年4月9日から2024年12月23日にかけて閲覧できる状態だったという。
2024年12月19日に「Teams」内の検索機能を用いた際に設定ミスが判明。プライバシー設定の見直しを行った。
同大では、新規にチーム作成を行う場合、「パブリック」を選択できないよう設定を変更するほか、システム管理者が「Teams」における運用状況を定期的に確認したり、情報管理ポリシーの見直し、学内における教育の徹底を図り、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/02/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行