Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「phpMyAdmin」が約1年ぶりに更新 - 「もっと早くリリースすべきだった」

データベース「MySQL」や「MariaDB」のウェブ管理機能を提供する「phpMyAdmin」の開発チームは、複数の脆弱性へ対処したアップデートを公開した。約1年ぶりのアップデートとなる。

開発チームでは、現地時間2025年1月21日に「phpMyAdmin 5.2.2」をリリース。複数のバグや脆弱性に対応した。2023年2月8日以来の更新で、「もっと早く公開すべきだったリリース」としている。

「チェックテーブル機能」や「挿入タブ」におけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性を修正。それぞれ識別子として「PMASA-2025-1」「PMASA-2025-2」が割り振られている。

さらにライブラリ「slim/psr7」に関連する脆弱性「CVE-2023-30536」や、「iconv」に関連する脆弱性「CVE-2024-2961」「PMASA-2025-3」なども対応した。

また実行時間が長くなり、サービス拒否を引き起こす「SQLパーサ」に関するセキュリティの問題や、「Cookie」のスマグリングを防ぐプレフィクスの追加なども実施している。

そのほか、機能改善やユーザーインタフェースの調整といった修正なども実施。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局