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2025年最初のMS月例パッチ - ゼロデイ脆弱性など158件を修正

CVSS基本値が「9.0」以上とされる脆弱性3件を具体的に見ると、「Windows OLE」に関する「CVE-2025-21298」、「Windows Reliable Multicast Transport Driver(RMCAST)」の「CVE-2025-21307」など、リモートよりコードを実行される脆弱性2件に対応。

「Windows NTLM V1」で権限の昇格が生じる「CVE-2025-21311」を解消した。いずれもCVSS基本値は「9.8」と評価されている。

また「Hyper-V」のコンポーネントで、ゲストOS側の「Virtualization Service Client (VSC)」と通信する「Windows Hyper-V NT Kernel Integration VSP」に関する権限昇格の脆弱性3件については、アドバイザリの公開時点で悪用が確認されている。

「CVE-2025-21333」はヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性、「CVE-2025-21334」「CVE-2025-21335」は「Use After Free」の脆弱性だという。

悪用されると「SYSTEM権限」が取得されるおそれがある。CVSS基本値はいずれも「7.8」、重要度は「重要(Important)」とした。

(Security NEXT - 2025/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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