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神奈川県民ホールの指定管理者がランサム被害 - 開館に影響なし

神奈川県立県民ホールなど、神奈川県内にある複数文化施設の指定管理者である神奈川芸術文化財団は、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。詳細について調査を行っている。

同財団によれば、12月1日14時半ごろ、委託先事業者よりサーバがランサムウェアに感染した可能性が高いとの報告を受けたという。

同日2時半ごろ、サーバの管理を受託している事業者がサーバの異常を検知。調査を行うとともに復旧に向けて対応を進めていたが、復旧に至らず10時ごろサーバを遮断した。

侵害されたサーバには、施設の管理や事業の実施に関する情報、財団の関連情報が保存されていた。

さらに公演の出演者、利用者とのやり取りなども含まれる。ただし、サーバ内に「かながわメンバーズ」の会員情報などは、保存されていなかった。

同団体では情報流出の有無を含め、影響や原因などについて調査を進めている。なお、同団体が運営する県民ホールなどは、平常どおり開館している。

(Security NEXT - 2024/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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