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問題の難易度のみに依存しない「kCAPTCHA」を開発 - KDDI

KDDIとKDDI総合研究所は、生成AIを活用したログイン認証技術「kCAPTCHA」を開発した。同社サービス「au ID」のログイン認証時に活用を開始している。

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「kCAPTCHA」の認証画面イメージ(画像:KDDI総研)

「kCAPTCHA」は、ログイン時に問題を出題して回答時の挙動をもとに、ボットプログラムなど人以外のログイン操作を検知し、アクセスを制限する技術。

AIなど活用した機械アクセス技術の高度化を受けて、視認性の低い画像を表示することで対抗するケースが多かったが、正規の利用者における負担も増加していた。

今回開発した技術では、問題の難易度のみに依存せず、問題を解く過程で行われる動作を検知することで、機械攻撃への検知精度を向上させた。

あわせて動的なフィンガープリント情報やワンタイムプログラムを活用するなど、ボットの検知プログラムを高度化させたことで、従来は困難だった攻撃手法にも対応できるとしている。

(Security NEXT - 2024/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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