Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 133」で多数の脆弱性を修正 - 延長サポート版もリリース

Mozillaは、ブラウザの最新版「Firefox 133」をリリースした。あわせて17件の脆弱性を解消したという。

最新版では、バウンストラッキングに対する保護機能が追加された。同機能を利用すると、リダイレクト動作よりバウンストラッカーを検出。定期的にCookieやサイトデータを削除することで、追跡を防止できるという。

さらに17件の脆弱性を解消した。重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなく、重要度が「高(High)」とされる「CVE-2024-11691」「CVE-2024-11699」に対応している。

メモリ破壊が生じ、任意のコードを実行されるおそれがある「CVE-2024-11699」に対応した。「CVE-2024-11691」は、macOSのみ影響があり、「Apple GPUドライバ」におけるメモリ破壊の脆弱性としている。

このほか、「中(Moderate)」とされる9件、「低(Low)」とされる6件を解消。あわせて脆弱性を解消した延長サポート版「Firefox ESR 128.5」「同115.18」を提供している。

「Firefox 133」で修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-11691
CVE-2024-11692
CVE-2024-11693
CVE-2024-11694
CVE-2024-11695
CVE-2024-11696
CVE-2024-11697
CVE-2024-11698
CVE-2024-11699
CVE-2024-11700
CVE-2024-11701
CVE-2024-11702
CVE-2024-11703
CVE-2024-11704
CVE-2024-11705
CVE-2024-11706
CVE-2024-11708

(Security NEXT - 2024/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース