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Palo Alto、「PAN-OS」の脆弱性を特定して修正 - すでに悪用も

さらに同社は、ウェブ管理インターフェースに関する権限昇格の脆弱性「CVE-2024-9474」を明らかにした。同脆弱性についても、脆弱性を悪用する攻撃を観測しているという。

ウェブ管理インターフェイスにアクセスできる「PAN-OS」の管理者が、root権限でOSコマンドを実行することが可能。CVSS基本値のベーススコアは「6.9」、重要度は「中(Medium)」と評価されている。

同社は、これら脆弱性を「PAN-OS 11.2.4-h1」「同11.1.5-h1」「同11.0.6-h1」「同10.2.12-h2」で修正した。あわせてメンテナンスリリースを提供しており、アップデートを呼びかけている。

また管理インターフェースに対するアクセスを信頼できる内部IPアドレスのみに制限する回避策を実施するよう求めた。

なお、「Cloud NGFW」「Prisma Access」についてはこれら脆弱性の影響は受けないとしている。

(Security NEXT - 2024/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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