Linuxカーネルにローカル権限昇格の脆弱性「Fragnesia」
Linuxカーネルにおいて、ローカルユーザーがroot権限を取得できる脆弱性「Fragnesia」が明らかとなった。実証コードも公開されている。
ソケットバッファのフラグ管理ミスに起因し、脆弱性「CVE-2026-46300」が確認されたもの。Zellicのセキュリティ研究者が報告したもので、脆弱性は別名「Fragnesia」とも呼ばれている。
ディスク上のファイルを読み込む際、処理を高速化するためメモリ上に一時的なコピーを保持するが、「IPsec ESP」の処理においてメモリ上のコピーである「ページキャッシュ」が不正に書き換えられ、ローカルユーザーがroot権限を取得するおそれがある。
Linuxの開発者向けメーリングリストでは、現地時間2026年5月13日に修正パッチが投稿され、翌14日には関連処理へ対象を広げた追加パッチも公開された。ディストリビューションにおける対応も進められている。
root権限を取得できるとされる概念実証コード(PoC)も公開されている。回避策として、「esp4」「esp6」「rxrpc」モジュールを無効化する方法などもアナウンスされている。
(Security NEXT - 2026/05/15 )
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