「Ivanti EPM」に深刻な脆弱性 - 修正パッチを提供
Ivantiは、エンドポイント管理ソリューション「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」に深刻な脆弱性が明らかになったとして、アップデートをリリースした。
現地時間11月12日にセキュリティアドバイザリを公開し、18件の脆弱性を明らかにしたもの。アドバイザリの公開時点で脆弱性の悪用は確認されていない。
4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は「CVE-2024-50330」の1件のみ。SQLインジェクションの脆弱性で、認証なしにリモートよりコードの実行が可能になる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.8」と評価されている。
他17件の脆弱性については、重要度が次に高い「高(High)」とレーティングされている。CVSS基本値が「8.8」とされるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-50329」を修正。他脆弱性については「7.8」から「7.2」のレンジで評価されている。
同社は脆弱性を修正した「EPM 2024 November Patch」「EPM 2022 SU6 November Patch」を提供しており、アップデートを呼びかけている。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-32839
CVE-2024-32841
CVE-2024-32844
CVE-2024-32847
CVE-2024-34780
CVE-2024-34781
CVE-2024-34782
CVE-2024-34784
CVE-2024-34787
CVE-2024-37376
CVE-2024-50322
CVE-2024-50323
CVE-2024-50324
CVE-2024-50326
CVE-2024-50327
CVE-2024-50328
CVE-2024-50329
CVE-2024-50330
(Security NEXT - 2024/11/14 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社でランサム被害、情報流出など影響を調査 - 富士電機
「Cisco ASA」のウェブVPNログインページ脆弱性 - 攻撃試行を確認
米CISA、ファイル共有ツールなどの脆弱性3件を悪用リストに追加
プロバイダ向け「Veeam Service Provider Console」に深刻な脆弱性
11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局
「Veeam Backup & Replication」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NEC製ルータ「UNIVERGE IXシリーズ」に複数の脆弱性
別会員の購入情報が記載されたメールを誤送信 - FC東京
再委託先が異なる案件のメールで個人情報を誤送信 - 静岡県
「FFmpeg」にダブルフリーの脆弱性 - パッチで修正