Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ruby向けXML解析ライブラリ「REXML」にReDoSの脆弱性

「Ruby」の標準ライブラリである「REXML」において、「ReDoS」攻撃を受けるおそれがある脆弱性が明らかになった。開発チームではアップデートを強く推奨している。

同ライブラリは、「XML」の解析機能を提供するソフトウェア。現地時間10月28日にセキュリティアドバイザリを公開し、正規表現の処理においてサービス拒否が生じる「ReDoS」の脆弱性「CVE-2024-49761」について明らかにした。

「REXML 3.3.8」や「Ruby 3.1」においてXMLファイルを解析した際、特定の処理を行うと、システムに負荷がかかり、サービスが停止するおそれがある。

開発チームでは、「REXML 3.3.9」にて脆弱性を修正。「Ruby 3.2」以降では、同脆弱性の影響を受けない。

また「Ruby 3.1」については、2025年3月にサポートを終了する予定のため、あわせて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
民泊事業者情報をサイトで誤公開、ファイル内に残存 - 北海道
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも