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Palo Alto製品に脆弱性 - 重要度「クリティカル」も

Palo Alto Networksは、現地時間7月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、同社セキュリティ製品に関する複数の脆弱性を明らかにした。「クリティカル」とされる脆弱性も含まれる。

同社ファイアウォール製品に搭載されている「PAN-OS」やXDR製品の「Cortex XDR」、他社製品から同社製品への移行を支援するマイグレーションツール「Expedition」に脆弱性が判明し、解消したという。

「PAN-OS」では、3件の脆弱性に対処した。「CVE-2024-5911」は、「Panorama」のウェブインタフェースに明らかとなった脆弱性で、任意のファイルをアップロードでき、サービス拒否を引き起こすことが可能となる。

また入力検証不備「CVE-2024-5913」、RADIUS認証に「CHAP」「PAP」を利用している場合に権限昇格が可能となり、別名「Blast-RADIUS」とも呼ばれる「CVE-2024-3596」なども明らかとなっている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のスコアは「CVE-2024-5911」が「7.0」、「CVE-2024-5913」が「5.4」、「CVE-2024-3596」が「5.3」。重要度は「CVE-2024-5911」を「高(High)」、のこる2件を「中(Medium)」とした。

(Security NEXT - 2024/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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