Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リコー製プリンタや複合機など142機種に深刻なRCE脆弱性

リコー製のレーザープリンタや複合機(MFP)に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

機器に実装されているウェブサーバ「WebImage Monitor」にスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-47939」が明らかとなったもの。142モデルが影響を受けるという。

細工したリクエストを送信することで、認証を必要とすることなく任意のコードを実行したり、サービス拒否を引き起こすことが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

広州大学のZhihong Tian氏、Hui Lu氏、Guocheng Wu氏、Xingchi Chen氏よりリコーに対して報告があり、調整を経て情報が公開された。

(Security NEXT - 2024/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック