Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害

ダークウェブなど調査を行っているが、流出したデータは見つかっておらず、二次被害なども確認されていない。

暗号化の被害に遭ったデータの一部は別途保管していたため、サーバを再構築して復旧した。

ただし、一部データはバックアップがなく、同社やグループ会社関係者の特定個人情報(マイナンバー)34件や、応募者の履歴書39件、返金に用いた顧客の金融機関口座情報最大100件などは滅失した。対象者の特定は難しいとしている。

同社は今回の問題を受けて、OSやアプリケーション、サーバにおける脆弱性管理の徹底、パスワード管理の強化、セキュリティポリシーの見直し、バックアップシステムの改善、高度なセキュリティ対策ソフトの導入、従業員教育などを通じて再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に