Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、アドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」が3件

さらに「Cisco Firepower Threat Defense(FTD)ソフトウェア」では、静的アカウントにおいてパスワードがハードコードされている脆弱性「CVE-2024-20412」が判明した。

コマンドラインインタフェースより情報を窃取したり、設定の改ざんなどが可能となる。「Firepower 4200シリーズ」「同3100シリーズ」「同2100シリーズ」「同1000シリーズ」が影響を受けるとしている。

これら3件の脆弱性について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2024-20329」「CVE-2024-20424」が「9.9」、「CVE-2024-20412」が「9.3」と評価されている。いずれもアドバイザリが公開された時点で、脆弱性の悪用や公開などは確認されていない。

同社は脆弱性を修正したアップデートを提供しているほか、「CVE-2024-20329」については、「CiscoSSHスタック」を無効化し、ネイティブの「SSHスタック」を使用する回避策などをアナウンスしている。

また他アドバイザリにおいても、「Cisco ASA」「Cisco FTD」「Cisco FMC」「Cisco Secure Client Software」などセキュリティ製品に関する脆弱性を明らかにした。

「Cisco ASA」「Cisco FTD」の「リモートアクセスVPN」において、ブルートフォース攻撃により認証なしにサービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2024-20481」については悪用が確認されているという。

(Security NEXT - 2024/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開