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Cisco、アドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」が3件

Cisco Systemsは、セキュリティアドバイザリ36件を公開した。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる3件も含まれるほか、一部脆弱性は悪用が確認されている。

現地時間10月23日にセキュリティアドバイザリ36件を公開したもの。重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるアドバイザリが3件、次に高い「高(High)」が11件、「中(Medium)」が21件、「情報提供(Informational)」が1件となっている。

「クリティカル(Critical)」とされるアドバイザリを見ると、「Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)ソフトウェア」では、リモートより悪用が可能となるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20329」について明らかにした。

SSH経由のコマンドラインインタフェースにおいて入力内容を十分に検証しておらず、root権限によりOSコマンドを実行されるおそれがある。

一方「Cisco Secure Firewall Management Center(FMC)ソフトウェア」には、ウェブ管理インターフェースにおいてもコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20424」が存在。認証後に細工したHTTPリクエストを送信することで、root権限で任意のコマンドを実行できる。

(Security NEXT - 2024/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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