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Synology製NASで稼働する「GitLab」に深刻な脆弱性 - アップデートを

Synologyは現地時間10月8日、「GitLab for DSM 6.2」に深刻な脆弱性が含まれているとしてセキュリティアドバイザリをリリースした。

同社NAS製品の「DiskStation Manager(DSM)」上で稼働する「GitLab」に認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2024-45409」が含まれているとして注意喚起を行ったもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は、もともとライブラリ「Ruby SAML」に明らかとなった脆弱性で、同ライブラリが含まれる「GitLab」に影響が波及。GitLabでもアップデートをリリースしていた

Synologyは、「同13.12.2-0074」にて脆弱性を修正。同バージョン以降へ更新するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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