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「Cisco NDFC」に深刻な脆弱性 - 管理下の機器でコマンド実行のおそれ

Cisco Systemsは、ネットワーク管理ツール「Cisco Nexus Dashboard Fabric Controller(NDFC)」に深刻な脆弱性が見つかったことを明らかにした。

「同12.0」の「REST API」やウェブユーザーインタフェースに、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20432」が明らかとなったもの。

低い権限を持つ攻撃者が「REST API」やウェブユーザーインタフェースより細工したコマンドを送信し、脆弱性を悪用することで、「Cisco NDFC」の管理対象となっているデバイスにおいて任意のコマンドを実行することが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。同社がセキュリティアドバイザリをリリースした10月2日の時点で脆弱性の悪用や公開は確認されていない。

「同11.5」および以前のバージョンに脆弱性は存在せず、「ストレージエリアネットワーク(SAN)コントローラ」を展開するために構成されている「Cisco NDFC」についても同脆弱性の影響を受けないとしている。

同社では、脆弱性を修正した「同12.2.2」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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