複数国連携で「LockBit」の開発者など逮捕 - 防弾ホスティング関係者も
また米国、イギリス、オーストラリアの当局では、「LockBit」に関する攻撃を数多く展開し、「Evil Corp」と深く関係する人物を起訴し、制裁を実施した。
イギリス当局の調査によると、「Evil Corp」は2014年に活動を開始。モスクワの小さな金融犯罪グループだったが、その後サイバー犯罪に手を広げ、少なくとも3億ドルを脅し取ったと見られている。ロシア政府と密接なつながりを持つ関係者もいるとされる。
イギリス当局では「Evil Corp」の犯罪活動に関与したとして、さらに15人のロシア人を起訴するとともに制裁を科したほか、米国においても6人、オーストラリアは2人に対して制裁を行ったという。
「LockBit」に関しては、被害者向けに復号ツールが「No More Ransom」にて提供されている。欧州刑事警察機構などの協力のもと、日本の警察庁が開発したもので37カ国語に対応。無償で利用することができる。
(Security NEXT - 2024/10/02 )
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