バックアップソフトなど複数のVeeam製品に深刻な脆弱性
Veeam Softwareは、現地時間9月4日にセキュリティアドバイザリを公開し、複数製品において脆弱性に対処したことを明らかにした。深刻な脆弱性も含まれる。
「Veeam Backup & Replication」「Veeam Service Provider Console」「Veeam ONE」「Veeam Agent for Linux」「Veeam Backup for Nutanix AHV」「Veeam Backup for Oracle Linux Virtualization Manager and Red Hat Virtualization」の6製品において脆弱性へ対処したことを明らかにしたもの。
「Veeam Backup & Replication」では6件の脆弱性を修正。なかでも認証なしにリモートよりコードを実行することが可能となる脆弱性「CVE-2024-40711」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。
低権限を持つユーザーによって多要素認証をバイパスできる「CVE-2024-40713」や、リモートからコードを実行したり、アカウント情報を窃取できる「CVE-2024-40710」など、のこる5件の脆弱性も、CVSS基本値が「8.8」から「7.8」のレンジにあり、重要度はいずれも「高(High)」とレーティングされている。
これら脆弱性は、バグ報奨金プログラムや内部テスト中に発見されたという。同社は脆弱性を解消した「Veeam Backup & Replication 12.2.0.334」を提供している。
(Security NEXT - 2024/09/05 )
ツイート
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加

