バックアップソフトなど複数のVeeam製品に深刻な脆弱性
「Veeam Service Provider Console」では、サービスアカウントの「NTLMハッシュ」にアクセスできる「CVE-2024-38650」や、任意のファイルをアップロードしてコードの実行が可能となる「CVE-2024-39714」が判明。ともにCVSS基本値は「9.9」、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。
さらにCVSS基本値が「8.5」、重要度が「高(High)」とされる「CVE-2024-38651」「CVE-2024-39715」も存在。「Veeam Service Provider Console 8.1.0.21377」にてこれら脆弱性に対応した。
「Veeam ONE」においても、重要度「クリティカル(Critical)」の脆弱性2件「CVE-2024-42024」「CVE-2024-42019」や、「高(High)」とされる脆弱性4件が明らかとなっている。「Veeam ONE 12.2.0.4093」でこれら脆弱性を解消した。
また「Veeam Agent for Linux 6.2.0.101」や「Veeam Backup for Nutanix AHVプラグイン 12.6.0.632」「Veeam Backup for Oracle Linux Virtualization Manager and Red Hat Virtualizationプラグイン 12.5.0.299」においても重要度が「高(High)」とされる脆弱性に対処している。
今回のアドバイザリで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-38650
CVE-2024-38651
CVE-2024-39714
CVE-2024-39715
CVE-2024-39718
CVE-2024-40709
CVE-2024-40710
CVE-2024-40711
CVE-2024-40712
CVE-2024-40713
CVE-2024-40714
CVE-2024-40718
CVE-2024-42019
CVE-2024-42020
CVE-2024-42021
CVE-2024-42022
CVE-2024-42023
CVE-2024-42024
(Security NEXT - 2024/09/05 )
ツイート
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加

