Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SBOM導入手引書」に改訂版 - 脆弱性管理強化や導入範囲検討の枠組など

経済産業省は、「SBOM(ソフトウェア部品表)」の導入に関する手引書の改訂版を策定し、8月29日に公表した。脆弱性の管理に「SBOM」を活用するための手順や考え方など、あらたな情報を追加している。

「ソフトウェア管理に向けたSBOM(Software Bill of Materials)の導入に関する手引」は、ソフトウェアを供給する事業者、調達する企業の双方を想定読者とし、「SBOM」を導入するメリットやポイントについて解説したもの。

初版を2023年7月に公開。その後2024年4月から5月にかけて実施した意見募集の結果を踏まえ、改訂版となる「同ver2.0」を策定した。あわせてチェックリストを提供している。

今回の改訂では、脆弱性管理のプロセスにおいて、「SBOM」を効果的に活用するための具体的な手順と考え方を示した。

また費用対効果を踏まえた「SBOM」の導入範囲を検討するためのフレームワーク、委託先との契約において規定すべき事項などを盛り込んだ。

(Security NEXT - 2024/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に