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米当局、「Chromium」脆弱性を悪用リストに再追加

「Chromium」をベースに開発されているブラウザは、「Chrome」「Microsoft Edge」をはじめ、「Opera」「Vivaldi」「Brave」など幅広い。

「Prisma Access Browser」「Avira Secure Browser」など、セキュリティベンダーのセキュアブラウザでも採用されており、影響を受けるおそれがある。

「Chromium」に関する脆弱性については、8月に入り判明した「CVE-2024-7965」「CVE-2024-7971」を含め、2024年1月以降、あわせて9件の脆弱性が「KEV」へ追加されている。特にスクリプトエンジン「V8」に関する脆弱性が6件と目立つ。

2024年1月から8月にかけて「KEV」へ追加された「Chromium」関連の脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-7024:Google Chromium WebRTC(2024/01/02)
CVE-2024-0519:Google Chromium V8(2024/01/17)
CVE-2023-4762:Google Chromium V8(2024/02/06)
CVE-2024-4671:Google Chromium(2024/05/13)
CVE-2024-4761:Google Chromium Visuals(2024/05/16)
CVE-2024-4947:Google Chromium V8(2024/05/20)
CVE-2024-5274:Google Chromium V8(2024/05/28)
CVE-2024-7971:Google Chromium V8(2024/08/26)
CVE-2024-7965:Google Chromium V8(2024/08/28)

(Security NEXT - 2024/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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