サーバがランサム被害、VPN脆弱性が標的に - 新日本製薬
新日本製薬は、同社サーバがランサムウェアによる被害を受けたことを受け、調査結果を取りまとめた。VPN機器の脆弱性を突かれたという。
同社では、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、サーバ内の業務関連データなどが暗号化される被害が6月4日に判明。ネットワークを遮断し、外部協力のもと、詳細について調査や復旧作業を進めていた。
同社は、今回のサイバー攻撃について、VPN機器における脆弱性が悪用され、類推したパスワードを使用してネットワークに侵入されたと原因を説明。
侵害されたVPN機器やサーバ、端末などを調査した結果、外部へデータの流出は確認されなかったとしている。
被害を受けたサーバや関連機器については、バックアップデータを用いて復旧を進めているとし、業務への影響については否定した。
今回の問題を受けて、同社はネットワークやエンドポイントにおけるセキュリティ対策やパスワードポリシーなどを強化。脆弱性管理を徹底し、脆弱性を診断するほか、ITシステムにおける事業継続計画についても見直し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/08/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み