サーバがランサム被害、VPN脆弱性が標的に - 新日本製薬
新日本製薬は、同社サーバがランサムウェアによる被害を受けたことを受け、調査結果を取りまとめた。VPN機器の脆弱性を突かれたという。
同社では、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、サーバ内の業務関連データなどが暗号化される被害が6月4日に判明。ネットワークを遮断し、外部協力のもと、詳細について調査や復旧作業を進めていた。
同社は、今回のサイバー攻撃について、VPN機器における脆弱性が悪用され、類推したパスワードを使用してネットワークに侵入されたと原因を説明。
侵害されたVPN機器やサーバ、端末などを調査した結果、外部へデータの流出は確認されなかったとしている。
被害を受けたサーバや関連機器については、バックアップデータを用いて復旧を進めているとし、業務への影響については否定した。
今回の問題を受けて、同社はネットワークやエンドポイントにおけるセキュリティ対策やパスワードポリシーなどを強化。脆弱性管理を徹底し、脆弱性を診断するほか、ITシステムにおける事業継続計画についても見直し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/08/22 )
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