Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

悪用確認済み脆弱性に4件を新規登録 - 米当局

米当局は、2021年から2022年にかけて修正された4件の脆弱性について悪用が確認されているとして注意喚起を行った。

現地時間8月21日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へあらたに脆弱性4件を追加したもの。米行政機関では指定期間内に対処する義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、利用者は注意が必要。

具体的には、中国のDahua Technologyが提供するネットワークカメラに判明した認証回避の脆弱性「CVE-2021-33044」「CVE-2021-33045」を追加した。

いずれもNVDにおいて共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらに特定の関数で指定されたパラメータの長さを検証する際にヒープベースのバッファオーバーフローが生じるLinuxカーネルの脆弱性「CVE-2022-0185」を追加。

「Microsoft Exchange Server」に判明した情報漏洩の脆弱性「CVE-2021-31196」をあらたに登録している。

(Security NEXT - 2024/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開