Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge」にアップデート、独自に脆弱性を修正

マイクロソフトは、現地時間8月15日に「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。

現地時間8月13日に「Chromium 127.0.6533.120」がリリースされたことを受け、同バージョンをベースとする「MS Edge 127.0.2651.105」をリリースしたもの。

「Chromium」のアップデートにセキュリティに関する修正は含まれていなかったが、マイクロソフトでは「MS Edge」特有の脆弱性1件について修正を行った。

「CVE-2024-43472」は、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。悪用されると権限の昇格が生じ、管理者権限を取得されるおそれがある。

悪用にあたってはシステムにログオンし、細工されたアプリケーションを実行する必要があり、さらに悪意のあるファイルを開くように誘導する必要がある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.8」。4段階の重要度では、上から3番目にあたる「警告(Moderate)」とした。

(Security NEXT - 2024/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
買収予定関係者に個人情報含む用地実測図を誤送信 - 新潟県
業務用PCを紛失、賃借人の個人情報含む可能性 - コロンビア・ワークス
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
政府、豪主導の「防御可能なアーキテクチャ」国際ガイダンスに署名
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性