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「GitLab」にセキュリティアップデート - 複数脆弱性を修正

GitLabは現地時間8月7日、開発プラットフォーム「GitLab」の脆弱性などを解消するセキュリティアップデートをリリースした。早急に更新することを強く求めている。

「GitLab Community Edition(CE)」「GitLab Enterprise Edition(EE)」向けにアップデートとなる「同17.2.2」「同17.1.4」「同17.0.6」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する13件やバグの修正を行った。アドバイザリのリリース時点で11件についてはCVE番号が採番されている。いずれも重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」としている。

具体的には、「LFSトークン」における権限チェックに問題があり、無制限にリポジトリへアクセスできる権限昇格の脆弱性「CVE-2024-3035」や、細工した「adocファイル」によりサービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2024-4210」などへ対処した。

今回のアップデートで修正され、アドバイザリのリリース時点でCVE番号が採番されている脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-2800
CVE-2024-3035
CVE-2024-3114
CVE-2024-3958
CVE-2024-4207
CVE-2024-4210
CVE-2024-4784
CVE-2024-5423
CVE-2024-6329
CVE-2024-6356
CVE-2024-7586

(Security NEXT - 2024/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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