「Apache Linkis」に脆弱性 - 7月のアップデートで修正済み
データエンジン間の接続や統合、管理などの機能を提供する「Apache Linkis」に複数の脆弱性が明らかとなった。7月にリリースしたアップデートで修正済みだという。
開発チームがメーリングリストで、プラットフォームの基本機能や管理サービスを提供する「ベーシックマネジメントサービス」に関連する2件の脆弱性について明らかにしたもの。いずれも重要度を上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
「CVE-2024-27181」は、トークン情報へのアクセスが可能となる権限昇格の脆弱性。米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」、重要度を「高(High)」と評価している。
一方「CVE-2024-27182」は、「Apache Linkis」の管理者アカウントを持つユーザーであれば、任意のファイルを削除できる脆弱性だという。
開発チームでは、7月12日にリリースした「Apache Linkis 1.6.0」にてバグなどとともにこれら脆弱性を修正している。
(Security NEXT - 2024/08/07 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意