Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社

希少疾患の治療薬を開発するアレクシオンファーマは、米国親会社Alexion Pharmaceuticalsの業務委託先がサイバー攻撃を受け、個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、2月21日に臨床試験関係データのホスティングサービスなどを提供するeClinical Solutionsが、ネットワークで異常な活動を検出したもの。

影響を受けた可能性があるシステムを停止して、外部協力のもと調査を行っていた。

調査を通じて、未修正となっていた脆弱性を悪用する不正アクセスに起因したサイバー攻撃だったことが判明。

同社に対して米親会社が業務を委託しており、今回のサイバー攻撃の影響で、アレクシオンファーマの保有する個人情報についても外部に流出した可能性があることが5月14日に明らかとなった。

(Security NEXT - 2024/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県