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CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中

「CrowdStrike Falconエージェント」に起因し、Windows端末でブルースクリーンの状態が発生し、正常に起動できなくなった問題で、約850万台が影響を受けたことがわかった。CrowdStrikeでは、迅速に復旧する方法についてテストを進めているという。

同社は問題発覚後、原因となったファイルを削除し、復旧する方法などを公開。今回の問題で約850万台のWindowsデバイスが影響を受けたとする一方、すでに多くの端末がオンラインとなり稼働を再開していると述べた。

一方協定世界時7月21日21時にアドバイザリを更新。影響を受けたシステムの復旧を早める手法についてテストし、顧客が利用できるよう準備を進めていることを明らかにした。同社のブログやサポートページをフォローし、最新情報を得るよう利用者に求めている。

また修復ガイダンスページでは、影響を受けるホストを特定する方法や「Bitlockerキー」を回復する方法、サードパーティからの情報など、これまでにアナウンスされた復旧方法などの情報を整理し、提供している。

マイクロソフトでは、エンドポイントやサーバ向けに「チャネルファイル」の削除方法などを紹介。Intelからは、リモート管理機能である「Intel vPro」「Intel Endpoint Management Assistant(EMA)」を利用した修正方法などもアナウンスされている。

(Security NEXT - 2024/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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