WordPressプラグインの同時多発改ざん、PWリスト攻撃に起因
WordPress向けの複数プラグインに不正なコードが挿入された問題で、WordPress.orgは、侵害された複数のアカウントより、プラグインの改ざんが行われたことを明らかにした。
他ウェブサイトより流出したユーザー名やパスワードを組み合わせたパスワードリスト攻撃を受け、プラグインの開発に参加するコミッターのアカウント5件が不正アクセスを受けたという。
攻撃者はこれら侵害したアカウントを通じて悪意のある更新を行い、「BLAZE Retail Widget」「Contact Form 7 Multi-Step Addon」「Simply Show Hooks」「Social Sharing Plugin – Social Warfare」「Wrapper Link Elementor」といったプラグインで改ざん被害が発生した。
同問題を受けてWordPress.orgでは、プラグイン所有者に対して注意を呼びかけた。
適切な権限設定やプラグインを更新できる開発者の定期的な監査、リリースにあたり確認を行うオプトイン機能の活用、第三者が予想できない堅牢なパスワード、2要素認証の活用などを呼びかけている。
またアカウントを複数のユーザーで共有する危険性を指摘。ひとりでも侵害を受けるとパスワードリセットが実行されてパスワードを取得され、プラグインの破壊や閉鎖などにもつながるおそれがあるとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/06/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
「Node.js」にセキュリティアップデート - 12月15日に公開予定
成人の日記念行事の案内ハガキを紛失 - 福岡市
患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院
