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WordPress向け複数プラグインにバックドア - 侵害状況の確認を

WordPress.orgのプラグインディレクトリで公開されていた複数のプラグインにバックドアが挿入されていたことがわかった。対象となるプラグインを利用していた場合は利用を一時中止し、侵害を受けていないか確認するよう注意が呼びかけられている。

DefiantのWordfenceが明らかにしたもの。複数のプラグインがソースコードを改ざんされ、悪意あるPHPスクリプトが挿入されていることを確認したという。

悪意あるコードの存在が確認されたプラグインは、「BLAZE Retail Widget」「Contact Form 7 Multi-Step Addon」「Simply Show Hooks」「Social Sharing Plugin – Social Warfare」「Wrapper Link Elementor」の5製品。

侵害されたプラグインを利用すると、バックドアによってデータベースの認証情報を取得されたり、攻撃者によってあらたな管理者ユーザーを作成され、情報を外部に送信されるといった被害が生じるおそれがある。

同問題を受け、WordPress.orgでは6月24日にこれらプラグインの公開を一時停止した。

Defiantでは、問題が見つかったプラグインについては当面の間アンインストールし、侵害など受けていないか確認するよう利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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