Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Interop Tokyoの「Best of Show Award 2024」が発表

セキュリティ部門では、3製品が準ブランプリを受賞している。アズジェントが出展した「Check Point Quantum Spark」は帯域やインタフェースなどが異なるさまざまなラインナップを用意。

20240613_it_002.jpg
幅広いラインナップを用意している「Check Point Quantum Spark」

どのモデルであっても必要に応じてすべての機能を利用でき、OTプロトコルの処理にも対応するなど、さまざまな業態がある中小企業のニーズに幅広く応える点が評価された。

ジュニパーネットワークスの「SRX2300」「同1600」は、ライバルが多い中級機のなかでも、100Gbps対応ポートを標準で搭載しつつ価格を抑えた。密度が高く、小さな筐体でデータセンターにおける取り回しの良さなども受賞のポイントとなっている。

アズジェントの「ASMチェックアップ」は、「攻撃対象領域」のマネジメント製品で類似製品にはない「デジタルサプライチェーン分析機能」を提供。ウェブサイト上のリンク先までチェックし、サプライチェーンのドメインがドロップキャッチされるといったリスクもカバーする。1回限りとなるが、無料で診断を提供している点も選出理由のひとつとなった。

審査員特別賞は2製品。フォーティネットジャパンの「FortiGate-901G」が受賞した。上位モデルにのみ搭載されていた最新ASIC「NP7」「CP9」を1Uモデルとして初搭載。ミドルエンタープライズ向け製品だが、上位モデルと同様の処理性能を提供している。

アズジェントの「SecureLayer Browser Extension」は、ブラウザのプラグインとして動作する国内では珍しいコンセプトの製品。まだまだ発展途上の分野だが、セキュリティレベルを気軽に向上させることができ、審査員特別賞に輝いた。

(Security NEXT - 2024/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供