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悪用確認されたPHPの脆弱性などに注意喚起 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、脆弱性2件が悪用されているとして注意を呼びかけた。

現地時間6月12日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ2件の脆弱性を追加したもの。

具体的には、Windows環境で稼働する「PHP」の「CGI」モジュールに判明した「CVE-2024-4577」を追加した。現地時間6月6日に同脆弱性を修正するアップデートがリリースされたが、早くもランサムウェアなどの感染活動に悪用されている。

また「Arm Mali GPU Kernel Driver」に明らかになった解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4610」についても悪用されているとして同リストに追加した。

同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があり、注意が必要。

(Security NEXT - 2024/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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