Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PHP」に深刻な脆弱性、Windows版に影響 - アップデートがリリース

「PHP」の開発チームは現地時間6月6日、セキュリティアップデートとなる「PHP 8.3.8」「同8.2.20」「同8.1.29」をリリースした。

今回のアップデートでは、脆弱性や複数のバグへ対処。開発チームではセキュリティリリースと位置づけ、各系統の利用者に更新を呼びかけている。

「CGI」において、引数インジェクションの脆弱性「CVE-2024-4577」が判明し、修正を行った。Windowsプラットフォームが影響を受けるという。

Windowsにおけるエンコーディング変換機能の影響によるもので、過去に修正された「CVE-2012-1823」をバイパスし、リモートよりコードの実行が可能になる。

研究中に同脆弱性を発見し、5月7日に報告したDEVCOREは、重要度が「クリティカル(Critical)」にあたる脆弱性であると説明。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
京都市内で顧客預託書類632件を発見、経緯不明 - 日本郵便
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
オープンスクール申込者の個人情報が閲覧可能に - 群馬の中等教育学校