Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

海外子会社へのサイバー攻撃、国内サーバでも痕跡確認 - フジクラ

非鉄金属メーカーのフジクラは、国内のサーバにおいてサイバー攻撃により侵害された痕跡が見つかったことを明らかにした。

同社では、2023年1月12日にタイ子会社のネットワークに対するサイバー攻撃を確認。外部協力のもと、影響について調査を進めていた。

タイ子会社に対しては同月10日から同月12日にかけて展開され、ネットワーク経由で日本国内におけるグループ会社13社が利用しているサーバに対してもアクセスされた痕跡があることが判明したという。

問題のサーバには、ビジネスに関する連絡先情報が保存されており、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、肩書きなどが含まれる。侵害を受けたサーバに関するデータの外部流通や不正利用などは確認されていないとしている。

同社では対象となる関係者に個別で通知を行うとともに、連絡が困難な対象者も含まれているとして個人情報保護法に従い、今回事態を公表した。

(Security NEXT - 2024/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会