米当局、「Oracle WebLogic Server」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「Oracle WebLogic Server」の脆弱性が悪用されているとして注意を呼びかけた。
現地時間6月3日、「Oracle Fusion Middleware」に含まれる「Oracle WebLogic Server」の脆弱性「CVE-2017-3506」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。
OSコマンドインジェクションの脆弱性で、「XMLドキュメント」を含む細工したHTTPリクエストにより任意のコードを実行することが可能となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.4」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。Oracleでは2017年4月の定例パッチにて同脆弱性を修正していた。
同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があり、注意が必要となる。
同脆弱性に関しては、以前より国内でも悪用を試みる通信が観測されていた。
(Security NEXT - 2024/06/04 )
ツイート
PR
関連記事
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト