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個人情報を中学校体育館ステージに置き忘れ、複数生徒が閲覧 - 札幌市

札幌市の中学校において、教諭が生徒の個人情報含む資料を体育館のステージ上に置き忘れ、複数の生徒が閲覧していたことがわかった。

同市によれば、4月10日16時ごろ、教諭が学級編制に関する資料が綴じられたファイルを体育館のステージ上に置き忘れたもの。

同月18日に保護者から子どもが生徒の個人情報含む資料を体育館のステージ上で見たと話しているとの連絡があり、確認したところファイルを発見。同日回収した。

問題の資料には、1学年の生徒267人の氏名、性別、学習の状況、友人関係、家族状況、学校生活における配慮事項などが記載されている。

同校では資料を閲覧した可能性がある生徒を特定し、79人に対して聞き取り調査を実施。複数の生徒が資料を閲覧したことを確認した。学外への流出やSNSでの拡散は、5月24日の時点で確認されていない。

同校では保護者説明会を開催。経緯を説明するとともに謝罪している。

(Security NEXT - 2024/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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