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退職時に共済契約データ持出、内部調査で発覚 - JAえちご上越

えちご上越農業協同組合は、3月1日の合併前にひすい農業協同組合の元職員が、共済契約データを不正に持ち出していたことを明らかにした。

同組合によれば、JAひすいに勤務していた職員が2月末に退職した際、利用者の共済契約データを私物のUSBメモリに保存し、持ち出していたもの。3月の内部点検によって発覚したという。

持ち出していたのは、生命や建物の共済に関するデータ。契約者1万2032人分の氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、契約情報などが含まれる。同元職員より事情を聴取したうえで個人情報が保存されたUSBメモリを回収した。

同組合では、監督官庁である新潟県へ報告し、弁護士に相談している。また、対象となる利用者には、書面で個別に連絡を取っている。

(Security NEXT - 2024/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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