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図書館向け資料検索システム「VuFind」に複数の脆弱性

オープンソースの資料検索システム「VuFind」に複数の脆弱性が明らかとなった。2月にリリースされたアップデートで修正済みだという。

開発者が現地時間5月22日にアドバイザリ2件を公開し、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性「CVE-2024-25737」「CVE-2024-25738」について明らかにしたもの。

脆弱性を悪用されると、管理者パネルにアクセスされ、リモートよりコードを実行されたり、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を受けるおそれがある。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

いずれも現地時間2月12日にリリースされた「同9.1.1」にて修正済みだという。開発者は、すぐに同バージョンへ更新するか、緩和策を講じるよう利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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