NAS向けにアップデートを公開、脆弱性5件を修正 - QNAP
QNAP Systemsは、現地時間5月21日に同社NAS製品のOSに判明した複数の脆弱性を解消するアップデートをリリースした。
同日アドバイザリを公開し、「QTS 5.1」「QuTS hero h5.1」が影響を受ける5件の脆弱性について明らかにしたもの。
いずれも悪用には認証が必要となるが、ネットワーク経由で悪用が可能だという。重要度は5段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とした。
具体的には、バッファの取り扱いに問題があり、ネットワーク経由でコードを実行されるおそれがある「CVE-2024-27128」「CVE-2024-27129」「CVE-2024-27130」が判明した。
さらにコードの実行が可能となるダブルフリーの脆弱性「CVE-2024-27127」や、ネットワーク経由でリソースを読み取ったり改ざんできる「CVE-2024-21902」が明らかとなっている。
同社は、これら脆弱性に対処した「QTS 5.1.7.2770 build 20240520」「QuTS hero h5.1.7.2770 build 20240520」をリリース。同バージョン以降へアップデートするよう利用者に呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/05/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
